研究課題/領域番号 |
23K11334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (80339621)
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研究分担者 |
北島 宗雄 長岡技術科学大学, 工学研究科, 特任教授 (00344440)
小竹 元基 東京工業大学, 工学院, 教授 (10345085)
秋元 頼孝 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (00555245)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 情報採餌理論 / コンテンツ設計 / 感受能力醸成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,鑑賞者の情報獲得過程を情報採餌理論によって解釈し,もっとも重要と思われる情報香を感じる能力,すなわち感受能力醸成に寄与する鑑賞用コンテンツ設計手法の開発を行う.その結果,認知・情報獲得・生体情報計測にかかる知見を統合し,人の持つ感受能力の醸成支援という先駆的な教育に資することが可能と考えている.また,発展的には,仮想空間を利用したリアリティの高いコンテンツ提供への設計指針に繋がり,今後の遠隔地通信の中心的な技術となることが期待される.
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研究実績の概要 |
初年度は,主として,鑑賞行動分析のための情報獲得・視行動・瞳孔径の指標化を中心に実験・分析を行なった. 情報獲得と視行動の指標化については,情報採餌理論に基づいた解析を進め,聴覚情報取得後,鑑賞対象となるオブジェクトを周辺視から中心視へ移す形で情報取得したのち,一旦視線を外し,オブジェクトに対する名称が与えられた際に再度オブジェクトへ視線を移す行為が見られた際によく記憶されることを見出した.また,1秒あたり2.7回のgaze行動を境に情報探索・非探索状態の分離が加納であることを見出した. 瞳孔径の指標化については,制御を容易にするために,音声情報に対する瞳孔反応を軸に,情動の変化の有無という視点で個人特性を見出すことの可能性を調べた.その結果,Logal-Global Reaction Map(LGR-Map)という形での個人特性分類が可能であることを見出した.LGR-Mapは,コンテンツ中の特定箇所付近での瞳孔径変化とひとまとまりのコンテンツ終点付近での瞳孔径変化をプロットすることで,共分散や誤差楕円の長径・短径の関係をもとに,個人特性を5パタンに分類することに成功した.それぞれのパタンは,瞳孔反応の特徴や情動変化の観点から説明可能なものであった. 以上の内容を,国際会議2件,国内会議3件,論文投稿1件として公表した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度目標として想定していた,鑑賞行動分析のための情報獲得・視行動・瞳孔径の指標化に対して一定の目処が立ち,成果物として国際会議2件,国内会議3件,論文投稿1件を報告するに至ったことから,概ね順調であると考えている.
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今後の研究の推進方策 |
研究課題として設定していた(1)文脈的素材閲覧による感情誘発語ー視行動ー記憶の関係分析,(2)情報採餌に基づいた感受能力と呈示情報構造関係分析,のうち,2年目である令和6年度は,(1)のうち,それぞれの項目と記憶の関係分析について関係分析を進めていく.また,(2)については,感受能力と呈示情報構造関係分析を行うための準備を整えるとともに,映像コンテンツに対する実験の強化,音声コンテンツに対する様々なシーンでの感受能力調査の準備を進める.
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