研究課題
基盤研究(C)
研究者らは、帯域制限音声や低密度映像が基幹脳活性を低下させ、自律神経系のバランスを崩すなど負の生理的影響をもたらす可能性を見出した。そこで、オンライン学習・eラーニングの安全安心健全な発展のために、オンライン学習前後の学習者の状態について生理・心理指標を組み合わせて計測し、対面授業のそれと比較してオンライン学習がより大きな負担を学習者に及ぼしていないかどうかを評価する。また、映像音声の品質が学習者の集中力やワーキングメモリの保持に及ぼす影響を評価する。さらに、研究者の着想した「背景音環境造成システム」を開発・実装し、学習者の生理的負荷緩和効果を各種指標を用いて検証し、システムの高度化をはかる。