研究課題
基盤研究(C)
PM2.5の発がん影響は変異原性の観点から細胞内の遺伝子変異や染色体異常を対象に評価されてきたが、細胞外に分泌される小胞への評価は十分に明らかにされていない。本研究では、早期がん診断のバイオマーカーである細胞外小胞のエクソソームに着目し、PM2.5の細胞暴露で変化するエクソソームの分泌計測を目的として、培養細胞に対する暴露評価を行う。これにより、PM2.5の発がん影響を小胞分泌機構の観点から明らかにするエクソソーム解析系の構築を目指す。