研究課題/領域番号 |
23K11501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64030:環境材料およびリサイクル技術関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
三原 正稔 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 研究室長 (70416296)
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研究分担者 |
中井 猛夫 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 主任研究員 (60443545)
中尾 秀一 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 研究員 (60910156)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 二酸化炭素 / ジオール類 / カーボネート類 / バイオマス / カーボネート / アルコール |
研究開始時の研究の概要 |
有用物質の炭素源として二酸化炭素を有効に利用することが強く望まれている。本研究では、二酸化炭素とバイオマスから有用化合物へ効率よく変換するにあたり、廃棄物の削減も考慮に入れた反応開発を行う。これまでの知見を基に、有機強塩基と金属触媒に再生可能な脱水アシスト剤を組み合わせることにより、二酸化炭素とアルコール類からカーボネート類へ比較的温和な条件で変換する。得られたカーボネート類は、機能性樹脂原料などとして利用する。
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研究実績の概要 |
二酸化炭素を炭素源として有効に利用することが強く望まれているが、二酸化炭素とジオール類から環状カーボネート類を合成する方法は、水だけを副生するため、最も有効な手法の一つとして考えられている。しかし、本反応は、熱力学的に不利なため、収率良く目的物を得るためには、通常、脱水剤が必要である。脱水剤としては、種々報告されているが、再生可能な観点から、2-シアノピリジンが優れた脱水剤として挙げられる。しかし従来は、触媒とともに2-シアノピリジンを高温・高圧で使用する必要があった。そこで本研究では、より温和な条件でも高い活性を示す触媒の開発を目指して検討した。その結果、触媒量の有機強塩基と金属ハロゲン化物を2-シアノピリジンと組み合わせて用いることにより、二酸化炭素とジオール類から、比較的温和な条件でも環状カーボネート類を合成できることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2-シアノピリジンを用いる二酸化炭素とジオール類からの環状カーボネート類の合成において、従来より温和な条件で働く触媒系を見出すことができた。
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今後の研究の推進方策 |
触媒として有機強塩基と金属ハロゲン化物の組み合わせを、反応条件として溶媒などを検討し、収率の向上を目指す。
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