研究課題/領域番号 |
23K11533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
高橋 卓也 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (20336720)
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研究分担者 |
伊藤 達也 法政大学, 文学部, 教授 (60223161)
島村 一平 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (20390718)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | スピリチュアリティ / 精神性 / 霊性 / 自然 / 森林 / 水環境 |
研究開始時の研究の概要 |
人類の長い歴史のなかで、自然との交流は自然を恐れ敬う時代から、科学的理解により利用を進める現代へと変遷し、その過程で精神性(スピリチュアリティ)の比重は低下してきた。一方でその精神性に関連する実践(例:精神性を重視した森林浴、森林セラピー、河童による地域振興、名水の顕彰)の持続可能性への貢献が期待される。本研究では将来に向けて、全国調査・テキスト分析・事例研究といった実証的調査を踏まえたうえで、自然の精神性を再び重視する時代を展望し、精神性の要素を自然との交流(ふれあいと管理)にどのように活用すべきか、とくに科学的管理との関係はどうあるべきか、について環境学的視点から明らかにする。
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研究実績の概要 |
研究の枠組みを検討するため、オンラインで意見交換を行った。 自然のスピリチュアリティの現れとして、河童、天狗等の妖怪を取り上げることとし、基礎的な調査として文献の収集、精査を行い、先行研究の整理を行った。とくに、河童、天狗について、その発生と歴史的変遷について整理を行った。河童については、中国からの影響、陰陽道や修験道との関係、天狗については、中国からの影響、修験道との関係、猛禽類などの生態系のキーストーン種との関連が確認できた。 国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースよりデータの提供をいただき、分析の準備作業を行った。河童、天狗それぞれについて、それぞれ約1千件のデータが確認できた。部分的ではあるが、都道府県名にとどまらず、市町村名、地名が紐づけられているデータがあることが分かった。仮説設定、仮説検証のための変数選定を進めた。 また、和歌に現れる精神性を分析する方法として、植物名と感情語の共起について分析を行った。まず、万葉集について分析を開始した。万葉集が編集された経緯について確認し、当時の都市の住民である人びとの視点が主に反映されていることを認識した上で、分析をする必要性があることが分かった。植物名のある万葉和歌については、特定の感情語(例:「たえじとおもふ」)が全体と比較して多く共起することが判明した。また、森林性の植物については、また別種の感情語(例:「さぶし」)が多く共起していた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究分担者の体調の都合があり、やや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
妖怪データベースの分析、和歌の分析ともに着実に進める。 当初予定していた、アンケート調査、事例研究についても対象を特定し、パイロット的調査を開始し、本調査に進める。
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