研究課題
基盤研究(C)
本研究は、申請者の従来研究の進展と国内外での研究交流活動の深化、国境漁業をめぐる研究状況の発展、そして北東アジア域内のウィズ・ポストコロナを見据えた漁業調整現況を研究とその成果発出の革新の好機と捉え、北東アジア域内の国境漁業紛争の解決方策と現実・具体的で受け入れ可能な漁業秩序を考究する試みである。具体的には、従来研究の延長上で日ロ海域、中韓海域の国境漁業紛争の実態解明を行って、北東アジアの主要な海域での実状把握を仕上げ、この析出結果を基に紛争態様や紛争解決の幅を一貫した分析枠により総合検討し、その上で“多国間資源管理・安全操業”の枠組み定立の可能性を検証する。