研究課題
基盤研究(C)
本研究は現在深刻化している (1)公共交通の衰退問題 (=バス交通の減少)と、(2)買い物難民問題 (=高齢化による免許返納に起因) という2つの問題を改善することを上位の目的としている。具体的には『公共交通×小売サービス』というコンセプトにより新たな貨客混載バスをモデル化し、兵庫県における実証実験を通じて実現可能性を検証する。これは「人とモノ両方を同時に運ぶ公共交通」の提案モデルであり、国内では浸透していない。本研究では食品や生活用品を車内で販売する新たなモデルを構築することで『動く商店化』の導入を試み、公共交通の維持と買い物難民の問題を同時に改善出来るかを実証実験を通じて検証する。