研究課題/領域番号 |
23K11623
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
阿部 昭博 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (70305291)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 観光情報学 / ミュージアム支援 / 利用者ニーズ / 来館者行動分析 / データマネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
野外ミュージアムが抱える課題を打破するための方策の一つとして、来館者の野外見学行動に関するデータを収集し、野外見学の体験価値・満足度向上に繋げるアプローチは大きな可能性を秘めているが、マーケティング活動などを除き、データ活用の議論は進んでいなかった。本研究では、野外ミュージアムの特質を踏まえたデータ分析手法とその活用フレームワークの構築を目指す。具体的には、データ分析活用の標準的な活動プロセスに立脚しつつ、岩手県内の野外ミュージアムを実践フィールドとした3年間の実践・実証的研究として取り組む。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,野外ミュージアムの特質を踏まえたデータ分析手法の開発とその効果的なデータ活用フレームワークを構築することにある.具体的には,データ分析活用の標準的な活動プロセスに立脚しつつ,岩手県内の野外ミュージアムを実践フィールドとした実践・実証的研究として取り組む.2023年度は,研究代表者とこれまで見学支援システム等の共同研究・運用実績があり,設置・運営形態の異なる野外ミュージアムとして,世界遺産群(現地保存型:フィールド1),野外美術館(復元・建設型:フィールド2),民家園(収集移設型:フィールド3)の三つを対象フィールドに設定した.そのうえで,各フィールドの運営課題及びデータ活用ニーズに即してデータ分析手法及び支援ツールを開発・適用し,その効果や課題の検証を試みた.フィールド1については,他のフィールドと異なり,世界遺産の構成資産(エリア)内の周遊のみならず,エリア間の広域周遊を見据えたデータ活用が求められることから,その点を考慮した支援ツールの要件を整理・試作した.フィールド2については,データ分析を専門としない職員でも手軽に利用できるユーザインタフェースに留意し,空間的な分析を可能とする周遊状況可視化機能,来館者アンケートにおける定量データのグラフ表示機能,定性データの頻出語とその関係性を可視化するテキストマイニング機能等を有するツールを試作した.フィールド3については,周遊実績データの分析をもとに見学支援システムの周遊促進機能を一部改善した.それぞれの実践を通じて,データ活用ニーズの傾向についても把握することができた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
岩手県内の施設運営者や行政の協力が得られたことで,当初計画に沿って,野外ミュージアムの特質を考慮したデータ分析手法及び支援ツールの開発・適用について概ね実施することができた.
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今後の研究の推進方策 |
本年度の実施結果を踏まえ,引き続き岩手県内施設等の協力を得ながら,データ分析手法と支援ツールの拡張,改善に取り組む.
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