研究課題/領域番号 |
23K11624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
日原 勝也 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (70526673)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | リスクシェアリング / 契約理論 / デジタルプラットフォーマー / 両面市場 / 巨大リスク |
研究開始時の研究の概要 |
事業者、利用者等異種多数の主体が関係する観光分野は、対立・協調が共存する複雑で多面的な構造を有する。デジタル・プラットフォーマー(DP)の浸透、新型感染症による巨大な需要リスクの現出、気候危機に伴うグローバルなリスク対応の切迫化等一層複雑化し、影響が広範化・甚大化するリスクへの対応が大きな課題。本研究は、DP取引浸透下における、短期から長期にわたる多様な不確実性に関し多者間の最適リスクシェアリング(RS)の解明を目的とする。DP取引構造と多様なリスクに挑む本研究は、観光分野を超えネットワークを前提とするシェアリングエコノミー等多方面に関連し高度化する実体経済のリスク管理に対し波及効果も大きい。
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研究実績の概要 |
事業者、利用者等異種多数の主体が関係する観光分野は、自治体、航空会社、利用者等異種多数の主体が関係し、対立・協調が共存する複雑で多面的な構造を有する。デジタル・プラットフォーマー(DP)の浸透、新型感染症による巨大な中期需要リスクの現出、気候危機に伴う長期グローバルなリスク対応の切迫化等により構造上もリスクの性質上も一層複雑化し、影響が広範化・甚大化するリスクへの対応が大きな課題。本研究は、DP取引構造下における、短期から長期にわたる多様な不確実性に関し異種多数者間の最適なリスクシェアリング(RS)の解明を目的とする。従前より異種複数関係者間のRS分析は、契約理論、ネットワーク経済分析他の大きな課題。自身の従前の成果に基づき新たにDP取引構造と多様なリスクに挑む本研究は、観光分野を超えネットワークを前提とするサプライチェーン・金融・シェアリングエコノミー等多方面に関連し高度化する実体経済のリスク管理に広く貢献が期待され波及効果も大きい。 2023年度については、特に観光関連業界に甚大な影響を及ぼしたコロナ禍における観光需要への影響に関する実証的な知見を得るため、コロナ禍にあった2021年から2022年のデータを用いて、コロナ禍における感染対応措置が行われた時期及び感染対応措置が廃止された将来時期等の状況を設定し、東京都民の旅行意向への影響がどのような要因により影響を受けているのか、それらにどのような変化があり得るのか等について分析を行い、政府の政策への信頼要因に比べ、周囲の親族他がどのように考えるかも大きな影響を及ぼす可能性があるなどの具体的な結果を導出した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナの影響が残り、国際学会等への参加に一定の制約が引き続き残ったことなどによる。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍からの正常化が大いに進んでいることから、制約されていた部分のリカバリーを含め、計画の進捗状況を正常化するべく調整を図る見込み。
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