研究課題/領域番号 |
23K11664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
小磯 学 関西国際大学, 現代社会学部, 教授 (40454780)
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研究分担者 |
渡邊 三津子 文教大学, 国際学部, 准教授 (10423245)
高根沢 均 関西国際大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (10454779)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 南インド / 世界遺産 / ヒンドゥー教寺院 / 都市景観 / 伝統工芸 / 青銅製神像 / 伝統舞踊フェスティバル / 文化遺産 / 社会構造 / 観光 / 変容 |
研究開始時の研究の概要 |
南インド、タミル・ナードゥ州で世界文化遺産に登録された「大チョーラ寺院群 Great Living Chola Temples」とこれらが立地する都市・村において、その街並み(景観)や寺院群とも密接に関連する伝統工芸(主に神像造りを担う青銅細工+石彫刻工房)、そしてそれらに立脚する社会構造が、急増する観光現象によってどのように変容したか、その実態を明らかにする。そしてそれを今後の観光学の基礎研究として位置付けることを目的とする。
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研究実績の概要 |
2023年3月17日、6月8日には日本人4名・インド人2名のメンバー全員でZoom会合を実施し、情報交換と現地調査対象に基づく5つのチーム分けを行い、今後の各自の情報収集作業の基盤とした。すなわち以下である。Team 1:世界遺産である南インドのヒンドゥー教寺院建築とその崇拝の現状、Team 2:都市景観、Team 3:寺院に関連する工芸品(とくに青銅製神像)の実態、Team 4:文化遺産保護に関わる諸集団の活動、Team 5:ヒンドゥー教伝統舞踊フェスティバルの現状。 しかし下記の「進捗状況」で触れるように、インド現地調査に必要なリサーチ・ヴィザが2024年5月31日現在いまだ取得できていない。そのため研究は、メール等による情報交換とともに各自での文献資料収集に留まっている。 ただし研究協力者である袋井由布子先生(上記Team 1、5)はインド人と結婚され現地にも実家があるOCI(Oversea Citizen of India/海外居住インド人)の資格を持っているためヴィザが不要で、2024年3月4-11日にチダンバラム、ダラースラム、タンジャーヴールにて以下の現地調査を実施した。Team 1:ヒンドゥー教寺院で僧侶や訪問者らへのインタビューを通して崇拝の現状の把握、Team 5:ヒンドゥー教寺院で開催される古典舞踊フェスティバルの現状。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
インドで現地の大学の教員(海外共同研究者)と研究調査を実施する場合、双方の大学間の連携活動についての基本合意書/覚書:MOU(Memorandum of Understanding)とともに「リサーチ・ヴィザ」の取得が必要となる。 MOUは2023年10月に取得できたものの、リサーチ・ヴィザは申請に必要な手続きと書類が次に記すように(①-④)コロナ禍前の倍となり、このうちまず①の書類が取得できず結果的にヴィザそのものが発行されていない状態にある(2024年5月31日現在)。 ①インド内務省及び外務省からの「在日インド大使館へのヴィザ申請承諾書」の取得(この作業は連携先のインド人の海外共同研究者に依頼)、②この承諾書とともに日本人研究者の大学の在職証明書や同僚教員3名の推薦書などの(紙媒体の)書類を東京のインド大使館に提出、③大使館からの「ヴィザ申請許可書」の発行、④この許可書とともに「リサーチ・ヴィザの申請」を大使館(東日本在住者)+大阪総領事館(西日本在住者)に改めて行う。 ①のインド内務省及び外務省からの申請承諾書がないと大使館への申請そのものができず、海外共同研究者に引き続き内務省・外務省への働きかけを要請している。 ただし上述したように研究協力者である袋井由布子先生が2024年3月4-11日に現地調査を実施し、現地の最新の情報に触れることができたことは貴重な成果・進展といえる。また海外共同研究者からの依頼によって、同研究者が所属するタミル大学で「The Buddhist Art in the Southern-most Part of India: On the Buddha Images in Vijayanagara Style」と題する講演を行っている。これには学長も出席されている。
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今後の研究の推進方策 |
以下に沿って行っていく。 1)リサーチ・ヴィザの取得:インド内務省・外務省からの申請承諾書がないとヴィザの申請そのものができない。しかしもしこれが本年度と同様に無理となった場合には、(数日でネット上で取得可能な)観光ヴィザで入国し、「先方の大学との連携した研究調査」はできないものの、「旅行者」の立場で可能な最大限の「聞き込み等に基づく記録」を行うこととする。 2)「聞き込み等に基づく記録」作業:2024年9月上旬、2025年2月下旬-3月上旬に実施予定。 3)Zoom会合:年に数回程度のZoom会合を実施し最新の情報交換を進め、現地調査(ないし旅行者の立場での記録作業)の際のより具体的な取材対象とその作業の実施手順について確認する。
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