研究課題
基盤研究(C)
高エネルギー分解能蛍光検出X線吸収微細構造(HERFD-XAFS)法は、測定対象の詳細な電子状態を得ることが可能な計測手法であるが、現状では一つのスペクトルを取得するためには、ある程度の長い時間が必要になっている。そこで本研究課題では、HERFD-XAFSにクイックXAFS(QXAFS)法を組み合わせ、高速かつ連続で計測することでそのスペクトルの時間変化を観測することが可能になる、高時間分解能HERFD-QXAFS法の構築を行い、数秒から十数秒のうちに反応が進むような一過性反応に対して、in-situ/operando環境下でその反応メカニズムの観測を可能にすることを目的としている。