研究課題/領域番号 |
23K11723
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高安 啓介 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (70346659)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ソーシャルデザイン / 社会福祉 / ウィリアム・モリス / デザイン史 / ソーシャルワーク / コミュニティデザイン / ウェルビーイング / 社会参加 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、社会デザイン(ソーシャルデザイン)の普及について調査をおこない、今後の発展のために、研究・教育・展示がいかに連携しあえるかを考察する。① 社会デザインの歴史における重要な取り組みや、影響力のあった人物とその活動に焦点をあてて詳しく調べる。② 社会デザインの参考事例リスト、社会デザインの関連文献リスト、社会デザインの機関リスト、社会デザインの展覧会リスト、以上4つの一覧表をつくり、議論のための材料とする。③ 国内学会(意匠学会など)や国際学会(ACDHTなど)において、社会デザインに関係する研究発表をおこない、シンポジウムを企画するなど、機会をとおして国内外の動向をとらえる。
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研究実績の概要 |
2023年5月の意匠学会例会や、9月のThe Asian Conference of Design History and Theoryにおける発表などの機会において、社会デザイン(ソーシャルデザイン)の歴史にかかわる研究発表をおこない、論文を発表した。また、2023 年 9 月 30 日に開催されたデザイン関連学会のシンポジウム「ソーシャルデザインー過去・現在・未来」の企画にあたった。この催しは、日本デザイン学会・芸術工学会・道具学会・基礎デザイン学会・意匠学会によって年に一度、共同でおこなわれるシンポジウムである。そしてさらに11月25日(土)に大阪大学中之島芸術センターの研究プロジェクトとして「社会福祉とアート」研究会を企画実施し、その日の晩には、記録映画『プリズンサークル』の上映会をおこない、研究の輪が広がるよう努めた。また、大阪大学美学研究室発行の雑誌『a+a 美学研究』15巻特集「社会デザインー過去・現在・未来」の編集にあたった。雑誌は2024年4月に発行された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
上記の通りに計画を実行した。
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今後の研究の推進方策 |
9月20日から10月20日まで大阪大学中之島センターで開催予定の展覧会「今に生きるラスキン」の準備にあたっている。作業をとおして、社会デザインの歴史への視界を広げていきたい。
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