研究課題/領域番号 |
23K11732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
松村 誠一郎 東京工科大学, デザイン学部, 教授 (10436701)
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研究分担者 |
中西 宣人 フェリス女学院大学, 音楽学部, 准教授 (10910060)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 教育用ツールキット / 効果音制作 / プロシージャルサウンドデザイン / 音響合成 / 学習支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、①効果音のサウンドデザインで行われるモデル音の分析と音素材を組み合わせてサンプルベースで再構築するプロセス、②プロシージャルサウンド(Procedural Sound)を用いた効果音のデザインを通して、サウンドデザインにおけるクリエイション面を実践的に学ぶための教育用ツールキットを開発し、教育支援の有効性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、①効果音のサウンドデザインで行われるモデル音の分析と音素材を組み合わせてサンプルベースで再構築するプロセス、②プロシージャルサウンド(Procedural Sound)を用いた効果音のデザインを通して、サウンドデザインにおけるクリエイション面を実践的に学ぶための教育用ツールキットを開発し、有効性を検証することである。 近年成長が著しいビデオゲーム分野においては映画、映像のように時間の尺やイベントの発生が予め固定されているメディアと違い、ユーザーの操作によって時間の尺やストーリー展開が動的に変化するインタラクティブ性が特徴である。そこでサンプルベース手法のみならず信号モデルと多様なパラメータの操作による、リアルタイムの演算処理で発音するプロシージャルサウンドの手法とツールが登場している。 一方、国内の教育機関には効果音制作のクリエイション面の体系的な教育カリキュラムがないため、その手法は現場で培われた経験則に基づいている。サウンドデザイナーとして活動するには、上記のような新しいツールを使いこなすだけでは不十分で、技術面に適合したサウンドデザインの基礎的な考え方(哲学)の習得が必要である。 本研究のサウンドデザイン教育ツールキットは、上記の体系的な教育カリキュラムの不在の解消を目的に、音の要素分解、サンプルベースやプロシージャルサウンドの技法を使って効果音/背景音を再構築するプロセスを通したサウンドデザイン教育ツールの開発を目指す。 研究方法については、第1段階:サウンドデザインメソッドの構築。(令和5年)、第2段階:ツールキットの開発。学会発表。(令和6年)、第3段階:ツールキットの評価。学会発表。(令和7年)となっており、令和5年度は第1段階のための機材等の環境構築、プロシージャルサウンドのシステム開発と実装、国際学会の発表を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前述の通り、本研究プロジェクトの目的は、 ①効果音のサウンドデザインで行われるモデル音の分析と音素材を組み合わせてサンプルベースで再構築するプロセス ②プロシージャルサウンド(Procedural Sound)を用いた効果音のデザインを通して、サウンドデザインにおけるクリエイション面を実践的に学ぶための教育用ツールキットを開発し、有効性を検証すること の2つであるが、①については研究実施のための環境構築(マルチスピーカーの購入等)、ワークショップ等サウンドデザイン系教育に関する調査およびツールキットのデザイン検討を行い、②については、プロシージャルサウンドの研究として蝉の鳴き声合成システムを実装したサウンド・インスタレーション作品を国際学会ICMC(International Computer Music Conference)2023にて発表を行い、有効なフィードバックを得た。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度では、現在遅延しているサウンドデザインメソッドの構築の補間を行う。具体的にはプロシージャルサウンド以外のサンプルベースに効果音制作メソッドについて検討をさらに深め、教育用ツールキットに落とし込む作業を行う。同時に、効果音制作教育のためのワークショップの設計と準備を行う予定である。2024年度後半では国内の教育系研究会及び学会にて、構築した効果音教育用ツールキットについて報告することを検討している。
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