研究課題
基盤研究(C)
本研究では多様な主体が建築デザインを通して実践共同体を形成し、またその共同体が他の共同体と連携して人々の繋がりを拡げるデザインの方法を探究する。まずは多主体との対話によるデザインの実践と同時にその実践共同体の形成プロセスを分析することでデザインプロセスと共同体形成の関係性を読み解く。また共同体に属する個人に向けたインタビューやアンケートを実施し、そのマインドセットの変化について調査する。更に共同体がその境界を超えて他の共同体と連携するに至る共同体の拡張のプロセスを調査・分析する。以上の研究の成果を踏まえ、実践共同体の形成・拡張プロセスとして捉える「対話によるデザイン」の方法論を取りまとめる。