研究課題
基盤研究(C)
行政にまつわる活動、出来事、人物等を克明に記録した映像資料は、文字で書かれた資料とは異なる歴史的・証拠的価値を持つという点で、後世に残されるべき歴史資料であるといえる。しかし、日本において、このような映像資料は公的アーカイブズ機関(文書館)へと十分に移管されて来なかった。公的アーカイブズ機関に代わってその保存を担ってきたのは、行政機関から制作委託を受けた民間の映像制作会社であった。本研究では、①かつて作成された行政活動にかかわる映像資料とその関連資料の所在調査を行い、②それらを長期的に管理・保存して行くための体制構築を支援することを目的とする。