研究課題
基盤研究(C)
本研究では、光より散乱が小さい超音波を用いた光音響イメージングの手法を発展させ、侵襲性が低い体内深部カルシウムイメージング手法を確立することを目的とする。近年急速に発展している光音響イメージングの計測対象を拡張すべく、本研究では光音響イメージング用のカルシウム吸光試薬を用い、心臓のカルシウム動態を侵襲性が低い方法で体表から計測できる機能的イメージング手法を開発する。この手法の実現により、計測対象を体外に露出することなく心臓の表面のみならず心壁内のカルシウム動態が可能な新規手法が利用可能になり、脳深部でのカルシウム動態の計測への応用も期待できる。