研究課題
基盤研究(C)
生体内で利用される材料は生体材料と呼ばれ、人工臓器や薬物送達システムといった様々な医療デバイスに利用されている。生体材料は表面の物理化学的性質を制御することで生体適合性を獲得してきたが、近年では、材料表面に生化学的な特性を付与することによって材料自身が生理活性を有し、材料単体で治療効果を誘導するといった材料設計戦略が提唱されている。本研究では、アポトーシス細胞が露出するホスホリルセリン基をマクロファージが認識すると免疫寛容が誘導されるという現象に着目し、ホスホリルセリン基を修飾した材料界面を設計し、免疫寛容界面を創出することに挑戦する。
生体内で利用される材料は生体材料と呼ばれ、人工臓器や薬物送達システムといった様々な医療デバイスに利用されている。生体材料は表面の物理化学的性質を制御することで生体適合性を獲得してきたが、近年では、材料表面に生化学的な特性を付与することによって材料自身が生理活性を有し、材料単体で治療効果を誘導するといった材料設計戦略が提唱されている。本研究では、アポトーシス細胞が露出するホスホリルセリン基をマクロファージが認識すると免疫寛容が誘導されるという現象に着目し、ホスホリルセリン基を修飾した材料界面を設計し、免疫寛容界面を創出することに挑戦する。研究期間を通して、免疫寛容を誘導する高分子材料の合成、SPR基板上へのメソポーラスシリカ層の構築、SPR基盤上への免疫寛容高分子の固定を実施した。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)
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