研究課題
基盤研究(C)
ウレイド高分子は液液相分離(LLPS)挙動に基づいた高温溶解型の珍しい相転移現象を示すことから、新しい温度応答性バイオマテリアルとして応用展開がおこなわれてきた。しかし、体内での応用を目指した時、侵襲的な温度刺激ではなく、他の刺激によって相転移を惹起させる仕組みが必要である。そこで体内に存在している酵素を刺激として利用できないかと考えた。本研究では酵素反応によって高分子中の化学構造が変化することで相転移温度が上昇し、LLPSを引き起こすウレイド高分子を設計する。