研究課題
基盤研究(C)
申請者は、FM超音波を発するコウモリの優れた反響定位機能を調べ、それを模擬したパターン認識方式を研究開発してきた。本研究では、コウモリ型センサを用いて浴室内における溺死・溺水に至る動作パターンを予知し、入浴者や家族に知らせることにより、事故をどこまで未然に防ぐことができるかを評価する。浴室内はカメラが使いづらく、電磁波は人体影響や金属物からの反射の問題があるが、提案方式はこれらの問題をクリアしていることから実現性が高い。なお、本研究の結果からFMコウモリの未知の反響定位メカニズムに新しい視点や仮説を提示していく。