研究課題
基盤研究(C)
腹部膨満感や腹痛などの便秘症状で悩む高齢者や女性は多く、増加傾向にある。しかしながら、簡便に、客観的に便秘を評価できないため、症状に応じた排便ケアが提供されず、不必要な受診や投薬が行われていると指摘されている。そこで、本研究では、簡便に測定可能な”腸音”の音源推定法の開発を行い、推定された音源情報などを用いて、便秘の客観的評価システムの開発を行うことを目的とする。このシステムが開発できれば、投薬量や受診頻度の継続的な低減につながるだけでなく、将来的な医療費削減にも貢献すると期待される。