研究課題
基盤研究(C)
てんかんは主要な脳神経疾患の1つであるが、難治性てんかん患者では積極的な社会参加を躊躇する場合も多い。そこで、本申請課題では発作リスクの可視化を目指して、それを評価するための実験系の確立と基礎データの収集を行う。脳の器質的病変である「てんかん原性」を駆動するための、内的要因に依る「発作原性」を明確にして、なぜ突然てんかん発作が始まりどのように終息するのかという命題に挑む。そのために、まず内的要因によって駆動されるてんかんモデル動物を作製する。ついで、内的要因を増強させる因子について飼育条件を変えて探索する。