研究課題/領域番号 |
23K11983
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
門馬 博 杏林大学, 保健学部, 講師 (60583680)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 電動車いす / パーソナルモビリティ / 運転技術 |
研究開始時の研究の概要 |
加齢に伴う認知機能の低下は要介護高齢者の増加、高齢者の自動車運転に関連した事故など、様々な社会問題に関係している。高齢化率が29.1%となった現在の日本において、これらの課題に対する対応は急務である。我々は「電動車いすのパーソナルモビリティ利用」にこの課題解決の可能性があると考えた。 先行研究にて高齢者の趣味活動や買い物などの外出は認知機能低下を抑制することが明らかとなっている。そこで、自動車に代わるパーソナルモビリティとして電動車いすを活用することができれば、多くの高齢者の外出を後押しすることが可能だと考えた。本研究はその導入に向けたリスクの把握,運転技術修得プログラムの開発が目的である。
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研究実績の概要 |
加齢に伴う認知機能の低下は要介護高齢者の増加、高齢者の自動車運転に関連した事故など様々な社会問題に関係している。高齢化率29.1%となった現在の日本においてはこれらの課題に対する対応は急務であるといえる。我々は「電動車いすのパーソナルモビリティ利用」にその課題を解決する可能性があると考えた。先行研究にて高齢者の趣味活動や買い物などの外出は認知機能低下を抑制することが明らかとなっている。一方で高齢者の外出の阻害要因には関節痛や自動車の運転への不安が大きいとされている。そこで自動車に代わる近距離移動手段「パーソナルモビリティ」として電動車いすを活用することができれば、多くの高齢者の外出を後押しすることが可能ではないかと考えた。本研究はその導入に向けたリスクの把握、運転技術修得プログラムの開発が目的である。 初年度は備品の調達、研究環境の整備を中心に2年目に実施予定の運転技能評価トライアルの準備を進めた。運転技能評価に使用する電動車いすについては、運転を録画記録するためのカメラを設置するアタッチメントの設置を確認し、運転中の映像を360度カメラで測定できることを確認した。屋内外の環境での走行を試行し、現在技能評価に用いるコースの設定を検討中である。また、視線分析装置の操作について試行を行い視線分析の一連の流れを確認した。 2年目は設定したコースにおいて若年健常者を対象とした試走を行い、運転場面の360度カメラでの録画、および視線分析装置を用いた視線分析についてトライアルを進め、電動車いす運転中の運転者の行動について分析を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に予定した研究に必要な物品、備品の準備を概ね順調に進めることができた。現在実験として試走するコースの検討中である。
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今後の研究の推進方策 |
2年目は設定したコースにおいて若年健常者を対象とした試走を行い、運転場面の360度カメラでの録画、および視線分析装置を用いた視線分析についてトライアルを進め、電動車いす運転中の運転者の行動について分析を進める予定である。
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