研究課題
若手研究
近年、差別について倫理学的な観点から分析する理論研究が進んでいる。しかし、この領域の中心的テーマは「女性お断り」などの明確な差別行為(直接差別)であり、間接差別のような特殊な形の差別については研究が進んでこなかった。本研究では、間接差別という現象に着目し、それと直接差別や不平等とを一体的に論じる枠組みを作る。それを通して、これまで分析が難しかった「AI差別」や「脳差別」を論じる土台を提供する。