研究課題
若手研究
本研究は〈記憶を媒体とするコミュニティ〉の世代交代について、新たなフレームワークを提示する。戦争、災害、環境破壊等の厄災(disaster)後の服喪追悼の場で発生する人々のつながりを、本研究では〈記憶を媒体とするコミュニティ〉と呼ぶ。他方、生存者の高齢化が進むと〈死者の記憶〉の世代間継承が必要となる。そこで申請者は、〈記憶を媒体とするコミュニティ〉の世代交代の可能性を探求する。最終的に、本研究は〈記憶を媒体とするコミュニティ〉の世代交代がいかにして行われ得るのかについての枠組みを示すだろう。