研究課題
若手研究
本研究は、幕末期における儒教儀礼の受容と展開について、幅広い儒教儀礼書の日本における受容状況を考察し、また儒者以外の、大名家における儒礼受容の事例研究も蓄積していくことで、幕末期における儒礼受容の特質を考察したい。これらを通して、日本をはじめとする東アジア諸国における近代国家の成立と宗教とのかかわりにおいて、儒教がいかなる役割を果たしたのかの一端が明らかとなる。