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幕末期における儒教儀礼の受容と展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K12038
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分01040:思想史関連
研究機関関西大学

研究代表者

韓 淑テイ  関西大学, 文学部, 准教授 (00896251)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード藤田幽谷『二連異称』 / 儒教儀礼 / 幕末
研究開始時の研究の概要

本研究は、幕末期における儒教儀礼の受容と展開について、幅広い儒教儀礼書の日本における受容状況を考察し、また儒者以外の、大名家における儒礼受容の事例研究も蓄積していくことで、幕末期における儒礼受容の特質を考察したい。これらを通して、日本をはじめとする東アジア諸国における近代国家の成立と宗教とのかかわりにおいて、儒教がいかなる役割を果たしたのかの一端が明らかとなる。

研究実績の概要

今年度は後期水戸学の代表的学者である藤田幽谷と彼の儒式喪礼著作『二連異称』、そして『新論』を著して幕末の志士に多大な影響を与えた会沢正志斎と彼の『居喪大意』、『心喪略説』について詳細に検討する予定であったが、実際、主に後期水戸学に関する最新の研究成果の蒐集、及び藤田幽谷『二連異称』の解読を中心に行っていた。
そして、10月に日本中国学会大会に参加することで、研究界最新の動向の把握や研究者との交流を図った。
また、1月に中国で出版された東アジア家礼学の基礎史料文献『東亜「家礼」文献彙編』(呉震・吾妻重二・韓東宇編、上海古籍出版社、2024)について把握し、書評を執筆した(韓淑テイ「評『東亜「家礼」文献彙編』」、澎湃新聞2024年4月18日)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は妊娠により体調に大きな変化があって、普段通りに活動できなくなり、特に予定していた史料現地調査が実施できなかったことが主な理由である。

今後の研究の推進方策

予定よりやや遅れているが、一年目と二年目の研究内容が連続しており、トータルで総合的に考察したほうがより成果がまとまりやすいこともあるため、課題を再開後、まず史料の現地調査を行い、遅れていた会沢正志斎関係の史料蒐集を実現させ、そこから一年目の藤田幽谷に関する成果と合わせてまとめ、学会での発表や学術雑誌への投稿を通して成果の発信を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] (書評)評『東亜「家礼」文献彙編』2024

    • 著者名/発表者名
      韓 淑テイ
    • 雑誌名

      澎湃新聞

      巻: -

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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