研究課題
若手研究
本研究は、8世紀半ば以降、ムスリムたちによって広く受容された動物寓意譚『カリーラとディムナ』とその派生版テクストの写本のうち、ペルシア語で記述され、かつ挿絵を有する作例に注目し、美術史学的・写本学的アプローチを用いて、中世から近世にかけてのペルシア語文化圏におけるこの動物寓意譚の受容のあり方の諸相を明らかにするものである。