研究課題/領域番号 |
23K12098
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
宮川 真弥 天理大学, 図書館, 司書研究員 (90802398)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 北村季吟 / 注釈 / 誹諧 / 和学 / 書誌学 / 日本近世文学 / 歌学方 / 伝記 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、初代幕府歌学方・北村季吟について、全国の史資料を博捜することにより、学界未紹介資料や未勘資料を見いだし、詳細な調査・研討を加え、季吟の伝記的事実を明らかにすることを目的とする。また、それらを踏まえて、季吟その人を人物・家系・交友・誹諧・歌学・古典注釈など、複合的な観点から捉え直し、日本文学史上における新たな季吟像を提示することを目指す。
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研究実績の概要 |
今年度は天理大学附属天理図書館所蔵の季吟関係資料の縦覧と精査を中心に研究を行った。とりわけ誹諧関連資料の分析を進め、これまで申請者が注力した注釈関連資料や伝記資料との関連により、知見を深め、情報を集積した。あわせて、既収集資料の分析と翻刻を行い、先行研究の批判検証を行いつつ、これまでの知見の深化をはかった。 また、可読性を高めた形での公開に向けた『源氏物語微意』の再翻刻と校正、新規公開のための『北村季任聞書』および『徒然草拾穂抄』の翻刻および内容分析を行った。いずれも翌年度の公開を予定している。これらの資料には影印や翻刻が存在しないものや、原本の閲覧に制限があるものなどがあり、現今の環境下、他の資料に比して内容へのアクセスが必ずしも容易ではない。このような状況を看過することは、稿者と読者との間に情報の非対称性を生じさせ、論考への建設的な批判を抑制する懸念がある。その解消のために公開の用意をするものであり、論考と併せて発表することで、効果の波及を最大化する意図と意義がある。 資料の新機収集を目的として、逐次、新規公開される目録やデータベースを参照し、資料の所在調査や、資料捜索を継続し、複数の未調査資料を調査予定書目に加えた。翌年度以降に調査を予定している。 そのほか、アウトリーチ活動として、翌年度に滋賀県で予定されている季吟生誕400年記念展覧会についての助言や情報提供、講師等との各種調整を行った。加えて、本研究の基盤である書誌学への寄与を目的とし、斯界の発展や後進の育成をはかるために第3回古籍原本調査研究会を主催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「補助事業期間中の研究実施計画」に記載の通り、基盤資料の充実に力を尽くしており、おおむね順調に進展していると評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
学界未紹介資料や未勘資料を見いだし、詳細な調査・研討を加え、季吟の伝記的事実を明らかにするために、全国の史資料の博捜を継続する。併せて、今年度に集積した知見を活用して、季吟の全人的把握のための情報統合に着手する。
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