研究課題
若手研究
本研究は、地誌類の文学史的素材としての説話収録について分析する。特に、高野山の地誌類である『高野山通念集』に注目し、霊場高野山で語り継がれてきた伝説や伝承を整理する。この作業を通して、地誌類に収録される伝説や伝承が、地域でどのように扱われ、かつまた他の文学作品とどのように関わるかを明らかにする。この成果によって、地誌類の文学史的価値を見いだし、物語の伝播状況を解明する。