研究課題
若手研究
現代では、影響力を持つ人物が発信した表現が、同一性を保ちつつ様々に改変されながら多くの人に繰り返し用いられ再発信される。本研究では、これを構文と修辞性の関わる現象と捉え、実社会での用例を大量に収集して構文の同一性、変異、伝播のしやすさという3つの性質について分析する。修辞性が関わる同一構文の拡散と伝播に関する基礎的な言語学的知見の整備を目指す。また、構築したデータはできる限り公開し、関連分野の発展に貢献するよう努める。