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日本で就職した元留学生のキャリア形成プロセスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K12222
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02090:日本語教育関連
研究機関周南公立大学

研究代表者

山本 晋也  周南公立大学, 経済学部, 准教授 (20710742)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードトランジション / 留学生の就職 / 元留学生 / 主観的キャリア形成 / キャリア形成 / 転機(トランジション) / 主観的キャリア / 日本語教育
研究開始時の研究の概要

本研究は、学部留学を経て大学卒業後に日本国内で就職した外国人留学生が、どのような経験を通じて自身の主観的キャリア形成を実感しているのか、その過程にどのような困難や葛藤が存在しているのかを明らかにするものである。「留学」「就職」という連続したキャリアの節目を経験した留学生を対象に縦断的調査を行うことで、キャリア形成と言語教育を結ぶ接点としての理論構築を目指す。そして、外国人の長期定住と多文化共生社会の構築に向けて日本語教育が果たすべき社会的役割について検討する。

研究実績の概要

2023年度は、事前に作成した研究計画に従い、先行研究調査と過去の調査協力者を対象とした継続調査(インタビュー調査)を中心に実施した。まず始めに、先行研究調査では山本の専門分野である日本語教育のほか、心理学・社会学を中心に文献収集を行い、近年のキャリア研究の動向について探った。近年では、日本語教育分野において「キャリア」を標榜した研究・実践の増加が目立っており、今年度は特に、大学でのキャリア支援実践を中心とする事例の収集を行った。次に、山本が過去に実施した調査の協力者から、大学卒業/就職後2年以上が経過した元留学生2名に調査協力を依頼し、留学時代から現在に至るまでの継続的なインタビュー調査を実施した。インタビューは調査協力者の同意を得たうえで録音し、文字化・分析を行った。前述の文献調査・インタビュー調査は次年度以降も継続して行っていく予定である。特に、過去の調査協力者を中心とする調査協力の呼びかけは定期的に行い、調査協力者の確保に努める。また、新規調査協力者の選定に向けて準備を進めていく。
今年度は、以上から得られた研究成果をまとめ、学術論文の作成と学術誌への投稿を行った。また、研究成果の一部を取りまとめ、2024年3月に開催された言語文化教育研究学会(第11回年次大会)にて発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

過去の調査協力者を対象とした継続インタビューについて、当初は5名の実施を想定していたが、今回は実施に至らなかったため「やや遅れている」と判断した。その理由としては、調査協力者が業務多忙のため時間の確保が難しかったこと、また、当初計画していた協力者が事情により転職/退職してしまったことが挙げられる。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策としては、何よりも調査協力者の確保に努めたい。特に、過去に調査協力を得ており既に関係のある協力者については、定期的に呼びかけを行い、調査をタイミングよく実施できるようにしたい。また、併せて新規の協力者確保に向けても準備を進める必要がある。過去の調査協力者からの紹介のほか、他大学で留学生に関わる教員等も視野に入れ、広く調査協力の呼びかけを行えるようにしたい。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 大学で学ぶ留学生のキャリアの転機とは何か―日本での「留学」「就職」をめぐる語りから―2024

    • 著者名/発表者名
      山本晋也
    • 学会等名
      言語文化教育研究学会(第10回年次大会)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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