研究課題
若手研究
幕府の対外関係の関心が欧米列強へと移り、「日朝外交への関心を失った」ように見える近世後期を対象にして、(Ⅰ)対馬藩による日朝交渉の実態を、具体的に掘り起こしながら明らかにする。(Ⅱ)対外関係を担った幕閣およびその官吏集団における朝鮮外交の位置を見極める。(Ⅰ)で明らかにされる実態が(Ⅱ)にどのように反映されているのか、あるいはその逆はどのように影響しているのかといった、相関関係に着目しながら、幕府の対外政策とくに日朝外交政策を統合的に考察する。