研究課題
若手研究
本研究では、20世紀に活躍した西アフリカ・ブルキナファソのムスリムの知識人アルハジ・マルハバ・サノゴ(1897年生-1981年没)と第二次世界大戦後の西アフリカのイスラーム史研究を牽引したアイヴォア・ウィルクス(1928年生-2014年没)の接点に着目し、アフリカのローカルな知識人の知が欧米の研究者とのかかわりを経て、いかに変容しながら、アカデミックな領域としての「アフリカ史」を形成してきたのかを明らかにする。そのために、西アフリカ各国、アメリカの大学・公文書館に所蔵されている史料の調査をおこなう。