研究開始時の研究の概要 |
近年、博物館の「脱植民地化」を実現させるための視点として、「多様性」「公平性」「アクセシビリティ」「包摂性」(diversity, equity, accessibility, inclusion;DEAIと呼ばれている)の実践が重視されている。その場合、国際間の協調と連携が求められ、「さまざまな立場を持つ人びと」との協働的な活動の方法論を構築する必要がある。本研究では、オランダで推進されている「共有の文化遺産」という概念と博物館活動を取り上げ、検証を行ない、博物館における「さまざまな立場を持つ人びと」が協働でき、多様な視点が包摂できる方法論を提示することを目標とする。
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