研究課題
若手研究
会議には誰が参加するべきか。近年、集合知の数理モデル分析を通じて、会議での問題解決を成功に導く最適な参加者構成が明らかになってきた。いま民主主義が、集合知論と公共政策を結びつけ、政策過程への市民参加を一層促進する可能性が拓かれつつある。しかし、これまで集合知論・民主主義論・公共政策は必ずしも一体化されてこなかった。そこで本研究では、会議で議論される課題の予測可能性が、集合知論・民主主義論・公共政策を一体化させる際の結節点となることを明らかにする。本研究が実現すれば、会議・審議会・熟議に誰を呼ぶべきかという社会的な関心に、数理モデル分析を通じて最適な答えを提示できる未来が展望される。