研究課題
若手研究
本研究では、宇宙空間の軍備管理交渉が本格化したケネディ政権期 (1961-63年)から、宇宙条約の成立に至るジョンソン政権期(1963-69年)の宇宙政策を、 科学者(大統領科学諮問委員会:PSAC)の役割に着目しながら一次史料を用いた歴史学の手法により分析する。それにより、これまで冷戦構造の反映として理解されてきた米国宇宙政策に対して、「平和のための宇宙」政策という独自の視点を軸とした新たな歴史像を示す。