研究課題
若手研究
グローバル課題に多様なアクターが取り組む現代において、対立や重複を回避し、一貫した政策を実現するために重要なのは「調整(coordination)」である。本研究は、人道危機対応のガバナンス(人道ガバナンス)における国連人道問題調整事務所、世界保健機関、国連難民高等弁務官事務所、国連環境計画という4つの調整機関が、①グローバルレベルで決定された政策が現場で「実践」される際にどのような役割を果たし、②その「実践」がグローバルレベルの政策にどのように反映されるのか、そのメカニズムを解明し、調整機関の役割に関する新たな理論モデルを構築することを目的とする。