研究課題
若手研究
非民主主義体制が戦略目標を達成するために、経済相互依存関係に存在する非対称性を利用し、民主主義諸国に対して圧力を行使する能力が高まっている状況を理論的かつ実証的に検証する。サプライチェーンやインフラ網における立ち位置、技術的優位性、戦略分野の保護をめぐる地理的・経済的競争が激化している今日、民主主義諸国は、非民主主義体制との相互依存の進展による安全保障リスクに直面しており、非民主主義国家間で進む協力関係と相互支援の拡大が民主主義諸国の状況をさらに複雑にしている。