研究課題
若手研究
出生率と母親の労働参加率、そして出生率との関係性を明らかにするため、まず、家計の異質性を考慮した世代重複モデルを構築する。モデルの主な特徴は、男女の異質性を取り入れること、そして、夫婦が何人子供を産むのかという意思決定を考える点である。更に、そのモデルの中に家族政策を組み込むことで、三つの関係性をモデルの中で表現することができる。その後、パラメーターを設定し、モデルで得られた各国の母親の労働参加率と出生率が、データと一致するかを確認する。その後、シミュレーション分析では、国ごとに異なる家族政策を同一にした場合の母親の労働参加率と出生の変化を検証する予定である。