研究課題
若手研究
契約付きマッチング理論の中心である累積オファーメカニズム(COM)は、安定性が保証される場合でも次善効率的だとは限らないことが既存研究によって指摘されている。この指摘からは1.どのような場合にCOMの結果は他の安定的マッチングにパレート支配されるのか2.COMの結果をパレート支配する、安定的かつ次善効率的なマッチングはどのように構成・計算することができるのか3. COMの結果に代えて次善効率的なマッチングを実現することで生徒側の厚生はどの程度改善可能なのかなどの自然な疑問が生まれてくる。上記の3つの問いにできるだけ一般的な回答を与えることが本研究の目的である。