研究課題
若手研究
本研究では誤差項内のクラスター相関を考慮したSARモデルの開発とクラスター相関にロバストなGMM推定量の提案に向けて、次の3段階で研究を行う。1段階目では、クラスター内のサンプル数が有限の場合のモデルと推定量の開発を行う。次に、3段階目で提案する推定量の漸近的性質の導出に向けて空間計量経済学の分野で頻繁に用いられる中心極限定理の拡張を行う。最後に3段階目では、クラスター内のサンプル数が発散する場合のモデルと推定量の開発を行う。