研究課題/領域番号 |
23K12480
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
蝶名林 俊 創価大学, 経済学部, 准教授 (20962765)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | climate change / agriculture / Africa / drought / flood |
研究開始時の研究の概要 |
We estimate the impact of self-reported occurrences of droughts and floods on crop and livestock net income in sub-Saharan Africa during the period 2009-2020 by using the most recent household survey data with georeferenced information as well as spatially and temporarily detailed weather data.
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研究実績の概要 |
本研究は、アフリカの家計調査データや気象データに基づく実証的証拠を提供することで、異常気象が農業に与える影響に関する研究分野に貢献する。具体的には、まず地理参照情報を含む最新の家計調査データを使用して、サハラ以南アフリカで発生した干ばつと洪水の農業収入への影響を推定する。次に、空間的および時間的に詳細な気象データから干ばつと洪水の指標を構築することにより、経済的影響を測定する方法を検討する。本研究は、干ばつと洪水が農業に与える影響を定量化する既存の方法論を改善するだけでなく、異常気象や気候変動の影響に対処するための政策と戦略に関する新しい洞察も提供する。 2023年度は、関連する既存の研究成果を整理し、入手可能なデータを用いて基礎研究を行うことが目的であり、国内外の共同研究者と連携を取りながら、下記のように研究を遂行した。 [1] 本研究に必要なアフリカの家計調査データや気象データの入手することができた。このため、予定を前倒しして、入手したデータの整理・加工に取り組み、干ばつと洪水がアフリカの農業に与える影響について分析を開始した。 [2] 既存の研究に使用されている分析モデルを整理し、本研究で使用する分析モデルを検討し、その開発に取り組んだ。また、既存の研究で使用されている干ばつと洪水の指標を整理した上で、本研究で使用する指標について検討を進めた。 [3] その他、関連する既存の研究成果の整理に取り組んだ。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに研究をスタートしているため。また、計画の一部については、前倒しして取り組めているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、前年度に引き続き、アフリカの家計調査データや気象データの整理・加工・分析に取り組み、研究成果をまとめて論文にする。
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