研究課題
若手研究
今世紀に入り、日本をはじめとする先進諸国では少子高齢化が益々深刻化しつつある。少子高齢化における喫緊の課題の一つは個人の生活習慣に依存し発症する生活習慣病にかかわる医療費の拡大である。本研究の目的は、日本で2008年に、生活習慣病の予防を目的として導入された特定健康診査・特定保健指導が、個人の健康に与えた影響を、準実験的なアプローチを用いて、実証的・定量的に検証することである。研究に際しては、健診政策導入の費用対効果、並びに、健診政策導入効果の個人の属性による異質性に着目する。