ニュースの資産価格に対する影響経路の分析手法の開発と日中データを用いた実証分析

• 研究課題/領域番号: 23K12502
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分07060:金融およびファイナンス関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 霧生 拓也 大阪大学, 大学院経済学研究科, 講師 (60964690)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: ファイナンス / インプライド分布 / Recovery Theorem / ニュース / 投資家選好

研究開始時の研究の概要

金融市場において、ニュース(投資家に届く新情報) は複数の経路を通して資産価格に影響を与えている。 理論的には資産価格に対するニュースの影響は投資家のリスク回避度による要因とリスク認識による要因に分けられるが、それぞれの経路の影響の大きさを測定することは容易でない。本研究ではRecovery Theoremと呼ばれる定理を用いて投資家のリスク選好やリスク認識を日中データ(分や秒間隔の資産価格データ)から推定し、ニュースが資産価格に及ぼす経路を分析する手法を開発する。さらに実証分析を通して、ニュースが資産価格に影響を与えるプロセスの解明を目指す。