研究課題/領域番号 |
23K12525
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 流通経済大学 |
研究代表者 |
難波 和秀 流通経済大学, 経済学部, 准教授 (60835627)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 第三者承継 / 事業承継 / 経営哲学・理念 / アントレプレナーシップ / 後継経営者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、第三者承継による事業承継において、経営哲学、理念の創出、融合、浸透の一連のプロセスをスムーズに実行し、社会的価値を維持、創出し、事業承継後に事業を維持、成長させるために必要とされる社外の第三者の後継経営者の特性、備えるべき指針を明らかにする。本研究によって得られた成果を、社会課題となっている事業承継の問題に活用することで、サステナブル社会の実現へ貢献することができる。
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研究実績の概要 |
本研究は、第三者承継による事業承継において、経営哲学、理念の創出、融合、浸透の一連のプロセスをスムーズに実行し、社会的価値を維持、創出し、事業承継後に事業を維持、成長させるために必要とされる社外の第三者の後継経営者の特性、備えるべき指針を明らかにするものである。本研究によって得られた成果を、社会課題となっている事業承継の問題に活用することで、サステナブル社会の実現へ貢献することができる。 第三者承継における経営理念創出・融合プロセスに関する文献レビューを行った。文献レビューの結果、第三者承継における経営理念創出・融合プロセスに関する考察ができた。先代の経営理念を重視し、まずは自分のものにし,その上でそこから出発することの重要性の考察を得ることができた。また、非財務経営資源である経営理念が財務経営資源よりも大きな役割を担うこともあるという考察を得ることができた。さらに、第三者承継における経営理念創出・融合プロセスについて、後継経営者と先代経営者との関係によって、第三者承継における経営理念創出・融合プロセスを関係毎に類型化、最適化する必要性の考察を得ることができた。 非財務の経営資源である経営理念について、事業承継を実施した後継経営者にアンケートのために、経営理念の経営資源への作用と経営業績との関係を考察した。アンケ-ト調査の結果、経営理念の経営資源への作用と経営業績との関係式及び関係する考察をすることができた。 得られた研究成果は、2件の査読付き国際学会発表(1件発表済、1件アクセプト済)を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
文献レビューによって、第三者承継における経営理念創出・融合プロセスに関する考察ができた。後継経営者へのアンケート調査によって、経営理念の経営資源への作用と経営業績との関係を調査、考察することができた。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの経営理念に関する調査、考察に加えて、第三者の後継経営者の特性、先代経営者と後継経営者の関係などに着目し、経営理念と後継経営者特性との関係の調査研究を行っていく。
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