研究課題/領域番号 |
23K12534
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
稲田 優子 桃山学院大学, ビジネスデザイン学部, 准教授 (10866247)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ソーシャル・アントレプレナーシップ / NPO / 人材育成 / 組織運営 / アントレプレナーシップ / ソーシャルアントレプレナーシップ / 日英 |
研究開始時の研究の概要 |
世界中で、貧困、医療、教育、環境などの社会問題を解決し、社会全体にとって新たな価値を創出するソーシャル・アントレプレナーシップ (SE)が注目されつつある。我が国は個人主義を重視した米国型である。一方、集団主義で地域密着の欧州型のNPOの事例研究や若者を対象とした人材育成の重要性が示されている。本研究の目的は、地域やグローバルの社会課題の解決を図り事業創造に挑戦する人材育成や組織運営に必要な要素を明らかにすることである。日英のSEのNPO教育内容、教授法、効果を比較、分析し、高等教育機関におけるSEプログラムの開発をする。行政が対応しにくいNPOのSE教育活動の場を広げ、人材や組織を育成する。
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研究実績の概要 |
世界中で、貧困、医療、教育、環境など多様な社会問題を解決し、社会全体にとって新たな価値を創出するソーシャル・アントレプレナーシップが注目されつつある。ソーシャル・アントレプレナーシップは従来、行政によって社会的課題は対応されてきたが、社会課題が多様化、複雑化し、行政がトップダウンで対応することが厳しい状況がある。ソーシャル・アントレプレナーシップの概念には、個人主義を重視した米国型や集団主義で地域密着の欧州型等ある。我が国は米国型であるが再考の段階にあり、欧州型のNPOの事例研究や若者を対象とした人材育成の欠如が懸念されている。本研究の目的は、日英のソーシャル・アントレプレナーシップを実証研究し、幅広い視野や専門性を持ち、課題解決型の事業創造に挑戦する人材育成や組織運営に必要な要素を明らかにすることである。調査方法は、日英ソーシャル・アントレプレナーシップの関連団体にインタビュー調査を実施し、多様な社会問題を解決し、社会全体にとって新たな価値を創出するソーシャル・アントレプレナーシップの活動や人材育成、組織運営に関して解明する。社会課題の解決には、幅広い視野や専門性、課題発見や解決能力を兼ね備え、地域で自ら率先して、事業創造に挑戦する人材や組織が重要である。本研究は、ソーシャル・アントレプレナーシップの活動の場を広げ、地域の社会課題の解決を図る人材育成や組織の形成の仕組みづくりに役立つことを目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ソーシャル・アントレプレナーシップに関する歴史的な背景、定義、地域の特性等の先行研究を調査した。実際に、ソーシャル・アントレプレナーシップに関する授業を聴講し、我が国におけるソーシャル・アントレプレナーシップに関する活動や組織について学習した。
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今後の研究の推進方策 |
ソーシャル・アントレプレナーシップを実施している活動に関して国内と海外渡航を伴うインタビュー調査を実施予定である。また、その内容を国際学会で発表し、論文の作成を取り組む。
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