研究課題/領域番号 |
23K12556
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
藤井 暢人 桃山学院大学, 経営学部, 講師 (70823350)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | チームの創造性 / 組織的制約 / 上司行動 / 従業員の創造性 / 創造性のマネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
今日の企業経営において、創造性に基づく新製品や新サービスの開発は不可欠となる。近年の研究では、アイデア導出が個人では完結しないことを踏まえ、従業員の創造性からチームの創造性に研究の射程が拡張されてきた。しかし、先行研究ではチームが直面する組織的制約の影響が看過されている。そこで、本研究では「組織的制約は、チームの創造性に対して、どのような影響を与えるか」という研究課題を設定する。具体的には、限られた時間や予算は、上司行動・職務特性・チーム特性とチームの創造性の関係に、いかなる影響を与えるかについて検討していく。以上を通じ、チームの創造性を促すマネジメントを導出する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、「組織的制約は、チームの創造性に対して、どのような影響を与えるか」について検討することにある。具体的には、限られた時間や予算は、上司行動・職務特性・チーム特性とチームの創造性の関係に、いかなる影響を与えるかについて検討していくことを目指す。 以上の目的を踏まえた上で、2023年度は以下の2点の研究成果をあげた。第1に、次年度以降に実施する定量研究を実施するための先行研究のレビューの完了である。2000年以降のチームの創造性に関する研究を網羅的にまとめており、特に時間や予算といったチームが置かれた環境や、職務の相互依存性といったチームにおける仕事の特徴、さらには上司行動がもたらす影響について整理している。 また、チームが直面する危機や組織変革が創造性にどういった影響を与えるかについても広く検討することができた。チームとして創造性が求められる状況では、何らかの経営課題を抱えている可能性が高い。それゆえ、アイデア導出への動機づけられる一方で、心理的安全性の担保が重要となることを整理している。以上、チームの創造性に関する先行研究のレビューが第1の研究成果となる。 第2に、次年度以降に実施する定量研究の準備である。上記の先行研究のレビューを踏まえ、2024年度には質問紙調査の実施を予定している。調査に向けた調査対象の選定や、質問紙調査の作成を進めている。以上、次年度に向けた定量研究の事前準備が第2の研究成果となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、2023年度は次年度以降に実施する定量研究に向けた、先行研究のレビューを実施した。先行研究のレビューでは、2000年以降のチームの創造性に関する研究を中心に、時間・予算といった組織的制約との関係や、シェアド・リーダーシップや職務の相互依存性との関係について整理することができた。さらには、チームが直面する危機やチームが抱える職務の負担にも注目し、レビューを進めることができた。以上を通じ、定量研究の準部や学会報告や学術論文の執筆を進めている。よって、進捗状況はおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度の研究実施計画として次の2点を計画している。第1に、上司行動に着目した定量研究の実施である。ここでは、組織的制約が上司行動とチームの創造性の関係に与える影響について検討する。第2に、職務特性に着目した定量研究の実施である。ここでは、組織的制約が職務特性とチームの創造性の関係に与える影響について検討する。以上を通じ、組織的制約とチームの創造性の関係を、網羅的に捉えていく。
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