研究課題/領域番号 |
23K12577
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
金 宰弘 群馬大学, 情報学部, 准教授 (00803769)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | エココントロール(eco-control) / マネジメント・コントロール・システム(MCS) / 中小企業 / エココントロール(eco-control) / マネジメント・コントロール・システム(MCS) |
研究開始時の研究の概要 |
2015年のパリ協定やSDGs(Sustainable Development Goals)の採択以降,持続可能な社会への転換が世界レベルで求められている。持続可能な社会への転換は,各国政府の指導で達成されるものの,実際には経済活動の担い手である企業の役割がより重要である。本研究では,大企業のみを分析対象にしている先行研究の限界を超え,中小企業における環境経営マネジメントの運用実態とその効果を総合的に分析する。
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研究実績の概要 |
本研究は,大企業のみを分析対象にしている先行研究の限界を超え,中小企業における環境経営マネジメントの運用実態とその効果を総合的に分析することを目的とし,①中小企業におけるエココントロール運用の影響要因とその効果,②中小企業の環境経営におけるコンフリクト管理のためのエココントロールの役割,③中小企業におけるエココントロールの変化が組織に与える影響といった3つの研究課題を設定している。 2023年度は,上記の3つの研究課題のうち研究課題①を分析するために,文献調査を広範に実施し,次年度以降に実施するインタビュー調査と質問票調査のための分析フレームワークを構築した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初年度である2023年度は,「中小企業におけるエココントロール運用の影響要因とその効果」といった研究課題①に対して,中小企業のMCSおよび環境管理会計を分析対象にした国内外の先行研究を網羅的にレビューした上で,中小企業におけるエココントロール運用の影響要因,エココントロール,企業パフォーマンス(環境・財務パフォーマンス)に関する変数を作成し,分析モデルを構築した。2023年度の研究から,次年以降に実施するインタビュー調査と質問票調査のための分析フレームワークが構築できたため,研究はおおむね順調に進展していると評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に作成した分析フレームワーク(研究成果)に基づき,2024年度は研究課題①「中小企業におけるエココントロール運用の影響要因とその効果」を実証的に分析する計画である。まず予備調査として,一般社団法人群馬中小企業家同友会の会員企業5社を対象に「インタビュー調査」を実施する。その後,『中小企業家同友会全国会員データベース』に掲載されている中小企業(47都道府県×50社)を対象に「大規模質問票調査」を実施して,中小企業におけるエココントロール運用の影響要因と,エココントロールの運用が企業パフォーマンスを向上させるメカニズムを明らかにする。
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