研究課題
若手研究
XBRLは,標準化された財務報告・事業報告用のコンピュータ言語であり,資本市場における情報利用者の処理コストを低減させるために,多くの国において企業情報の開示に使用されている。そこでは,開示書類の提出者による裁量的に使用されている拡張項目は,XBRLによる情報処理コストの低減効果を阻害している可能性が指摘されている。本研究は,日本企業における拡張項目の使用実態を明らかにしたうえで,拡張項目の使用が情報利用者の意思決定に及ぼす影響を検証する。