研究課題/領域番号 |
23K12596
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山田 理絵 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任助教 (70837335)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | タトゥー / いれずみ / 社会問題化 / 社会問題 / ファッション / 身体加工 |
研究開始時の研究の概要 |
現代の日本では、ファッションとしてのタトゥーが大衆化していることが指摘されてきた。他方で、タトゥーを入れた身体は「逸脱した社会的身体」とみなされることがあり、タトゥーの大衆化とともに<タトゥーの社会的処遇をめぐる対立が生じている>という問題意識が高まっている。本研究ではこれを「タトゥーの社会問題化」と呼び、その具体的なプロセスを明らかにするとともに、「ファッション」としてのタトゥーという言説がいかに形成されてきたのか、調査・分析を行う。最終的には、「タトゥーの社会問題化」と「ファッション」としてのタトゥーというカテゴリー化実践の相互関係を考察する。
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研究実績の概要 |
2023年度は「タトゥーの社会問題化」の経緯を明らかにするための資料の調査に取り組んだ。 はじめに、日本を中心としたタトゥーに関する社会学、人類学その他関連領域の先行研究のサーベイを行った。 その後、タトゥーの社会問題化の一側面を検討するために、新聞記事の収集・分析を行った。この調査では、新聞記事でタトゥーについて言及される時、それはいつどのような文脈においてなのかを通時的に明らかにすることを目的としている。その上で、日本におけるタトゥーについての社会意識の一側面を分析するとともに、社会問題化がいつどのようにして進んできたのかを考察する。 調査対象としたのは、「讀賣新聞」、 「朝日新聞」の2紙である。方法は、各新聞社の記事検索システムを用いて、「タトゥー」「いれずみ」、「刺青」、「入れ墨」、「tattoo」など約20のキーワードで紙面の検索を行った。検索した新聞の刊行期間は、戦後から現代(1946年から2023年)までとし、キーワード検索で約5700件のデータを抽出した。今年度は、抽出したデータの整理、記事の分類、年代ごとの語りの整理を中心に行なった。考察を含む本調査の結果は、次年度学会等で報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は資料調査の実施、およびインタビューとフィールドワーク調査の準備を実施する予定であったが、それらについて概ね順調に進行しているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は2023年度の資料調査において収集したデータの分析を引き続き進める予定である。また、タトゥースタジオ運営者(タトゥー施術者)およびタトゥーを入れている人に対するインタビュー調査を実施する予定である。
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