研究課題
若手研究
地域共生社会の理念のもと、地域住民が主体的に福祉に関わることを目指しているが、地域の互助力が低下しており、「地域づくり」が課題になっている。先行研究では団塊世代の主婦層が地域福祉活動の中心的役割を担い、団塊ジュニア世代は福祉が働く場となったと指摘されている。しかしながら、ゆとり世代以降は働き方が多様化したことで、女性が地域福祉活動に参加しにくい状況にある。我ごとの「地域づくり」を実践するためには、男性や若い世代が地域福祉に関与することが重要である。それらの属性の人々が活躍している地域・組織ではどのようなインセンティブがはたらいているのか、ジェンダー・世代に着目してその要因を探る。